マイナーコード系のテンションボイシング
・9thのテンションボイシング
マイナー7thコードには、頻繁に9thが使われる。
9thを効果的に含ませたボイシングスタイルには2つの一定の形がある。
Aフォーム(3、5、7、9)
Bフォーム(7、9、3、5)
・11thのテンションボイシング
11thを含ませたボイシングは、基本的にには隣接する3度を省略する。
C7sus4型と同じニュアンスになる。
意図的に3度と11thをぶつけるのもアリ。
また、11thの下に9thをサポートすると、
Ⅰm7(9,11)=Ⅴm7/Cといったニュアンスになる。
・マイナー7th(♭5)コードのテンションボイシング
m7(♭5)型のコードでテンションとなる音は、基本的には11thと♭13thで、(次にドミナント7thコードを経由して)メジャーコードに解決するような場合では9thも認められる。
汎用的なテンションボイシングとなるのは、基本的に11thを用いたものであり、この場合も隣接する3度を省略するのが普通である。
♭13thを含むテンションボイシングはあまり使われない。