ドーパミンの音学レポート

音楽の勉強を記録

マイナーコード系のテンションボイシング

・9thのテンションボイシング

 

マイナー7thコードには、頻繁に9thが使われる。

9thを効果的に含ませたボイシングスタイルには2つの一定の形がある。

 

Aフォーム(3、5、7、9)

Bフォーム(7、9、3、5)

 

 

・11thのテンションボイシング

11thを含ませたボイシングは、基本的にには隣接する3度を省略する。

C7sus4型と同じニュアンスになる。

意図的に3度と11thをぶつけるのもアリ。

また、11thの下に9thをサポートすると、

Ⅰm7(9,11)=Ⅴm7/Cといったニュアンスになる。

 

 

 

・マイナー7th(♭5)コードのテンションボイシング

m7(♭5)型のコードでテンションとなる音は、基本的には11thと♭13thで、(次にドミナント7thコードを経由して)メジャーコードに解決するような場合では9thも認められる。

汎用的なテンションボイシングとなるのは、基本的に11thを用いたものであり、この場合も隣接する3度を省略するのが普通である。

♭13thを含むテンションボイシングはあまり使われない。