ドーパミンの音学レポート

音楽の勉強を記録

ドミナント7thコードのテンションボイシング

ドミナント7thコードには数多くのテンションが使用できるが、まず9th系と13th系ボイシングから考えてみる。

この2つのテンションをそれぞれ扱ったボイシングの一定の形は

 

・3ノートの場合

 

Aフォーム(3、7、9)

Bフォーム(7、3、13)

 

 

A,Bどちらもトップボイスがテンションになり、それを半音移動させるとオルタードテンションになる。

 

・4ノートの場合

 

Aフォーム(3、13、7、9)

Bフォーム(7、9、3、13)

 

この4ノートのボイシングは内声部にテンションを入れたものだが、

これも半音移動によりオルタードテンションになる。

ただし、Bフォームの場合、内声に♯9thを持ってくると3度と半音でぶつかってしまいあまりいい響きにならない。

どのフォームを選ぶかは、前後のコードボイシングの流れによって判断していく。

一つのフォームを覚えたら、左手のルートを裏コードのルートに変えると、

裏コードのテンションボイシングになる。

 

 

 

・♯11thのテンションボイシング

 

ドミナント7thコードに♯11thを用いたテンションボイシングは基本的にメジャーコードでの考え方と同じ。

隣接する3度を省略するかどうか適宜判断する。

これも9th,♯11th,13thを組み合わせるとアッパーストラクチャートライアドが作られる。