ドーパミンの音学レポート

音楽の勉強を記録

音楽理論編

転調

曲のキー(調性)が、別のキーへ移行することを転調という。 転調には大きく、一時的転調と本格的転調の2種類に分けられる。 転調先の冒頭がトニックでなくても良い。 関係調 主調に関係が近いキーを「近親調」と呼び、スムーズに転調を行うことができる。 …

アッパーストラクチャートライアド

U・S・T(アッパーストラクチャートライアド)とは、通常の分数コードとは違い、分母、分子ともに別の和音を重ねる事。 基本ボイシング ルートはベースに任せるとして、左手で3・7度、右手はトライアドを弾く。

ペダルポイント

あるコード進行の中に、一定の保持音を加えることを「ペダルポイント」と呼ぶ。 低音部では「ベースペダルポイント」 高音部では「ソプラノペダルポイント」がある。 ベースペダルポイント ベースに使われるペダルポイントとしては、そのコード進行の調性上…

テンションの様々な活用

・アドリブ アドリブやメロディを奏でながらプレイする際は、左手でコードを押さえる。 右手のフレーズに相槌を打つようなタイミングで入れたり、シンコペーションを生かし、軽やかなリズムでアクセントをつけるのがポイント。 音域は低過ぎず高過ぎず、右手…

ドミナント7thコードのテンションボイシング

ドミナント7thコードには数多くのテンションが使用できるが、まず9th系と13th系のボイシングから考えてみる。 この2つのテンションをそれぞれ扱ったボイシングの一定の形は ・3ノートの場合 Aフォーム(3、7、9) Bフォーム(7、3、13) A,Bどちら…

マイナーコード系のテンションボイシング

・9thのテンションボイシング マイナー7thコードには、頻繁に9thが使われる。 9thを効果的に含ませたボイシングスタイルには2つの一定の形がある。 Aフォーム(3、5、7、9) Bフォーム(7、9、3、5) ・11thのテンションボイシング 11thを含ませた…

メジャーコード系のテンションボイシング

・9thのテンションボイシング メジャー7th系のテンションは9th,♯11th,13thの3種類が使われるが、最も頻繁に使われるのは9thである。 右手が(3・5・7・9) (7・9・3・5) の二つのスタイルを覚えると良い。 場合によっては5度を省略するのもあり…

テンション

基本的な和音構成の上部にある音を積み重ねることによって一種の緊張感を持ったサウンドを作れる。 この積み重ねる音のことを、テンション・ノート(テンション)と呼ぶ。 テンションの種類 9th,♭9th,♯9th 11th,♯11th 13th,♭13th メジャーキーのダイアトニッ…

オープンボイシング

コード内の各コードトーンを1オクターブ以上の音域にわたって配置させたスタイル。 ローズなどのキツイ倍音を多く含むシンセ系エレピなどで、クローズボイシングのままプレイすると音が濁りやすいため、オープンボイシングでプレイするとクリアで広がりのあ…

クローズボイシング

コードの各構成音を1オクターブの範囲に隣接するように配置させたもスタイル。 通常、左手でルート、右手でコードを押さえるが、コードチェンジの際に各コード間が滑らかに繋がるように転回系を用いる。 左手のルートにオクターブユニゾンや5度を加えると…

様々なコード

平行和音(平行ハーモニック) 同型のコードがスケール状、または半音などで平行進行すること。 ・Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅳm7→Ⅴm7 ・♭Ⅱ△7→♭Ⅲ△7→Ⅲ△7→Ⅳ△7 サブドミナントマイナーへの進行もスムーズになる。 Ⅰ△7→Ⅱm7→Ⅲm7 →Ⅳm7 非機能的コード進行 理論的な分析が困難な進行の…

様々なコード

経過和音 2つのコードの中間に置かれ、滑らかな流れを作るもの。(パッシングディミニッシュなど) 5度の変化和音 5度の半音上行 ・Ⅰ→Ⅰ(♯5)→Ⅳ ・Ⅱm→Ⅱm(♯5)→Ⅴ 5度の半音下行 ・Ⅰ→Ⅰ(♭5)→Ⅳ ・Ⅱm→Ⅱm(♭5)→Ⅰ ベースラインを滑らかにする。 ・Ⅱ7→Ⅱ7(Ⅲ)→Ⅴ7 ・…

ディミニッシュコード

2組のトライトーンを持ち、不安定な響きが特徴。 全て短3度で作られている為、転回形をルートにしたディミニッシュコードは3種類しかない。 パッシングディミニッシュコード 実際のコード進行の中でよく使われるパターンとして、 ダイアトニックコードの…

様々なコード

ブルーノート メジャースケールの第3音、5音、7音を半音下げたもの。 Ⅳ→Ⅳ7に変えるとブルースフィーリングを得られ、 主にブルース進行などで使われる。 ダブルドミナントコード Ⅴ7のセコンダリードミナントコードであるⅡ7はダブルドミナントと呼ばれる。…

サブドミナントマイナー

Ⅳの第3音を半音下げたコード(Ⅳm)で、 バラードなどでよく使われる。 付加音として、長6度、長7度、短7度がよく使われる。 ・Ⅳm6, ・Ⅳm7, ・Ⅳm△7 Ⅳm→Ⅰ サブドミナントマイナー終止 よく使われるパターンは Ⅳ→Ⅳm→Ⅰ 転回形を使用し、ベースをクリシェで滑…

コード進行の幅を広げる。

セコンダリードミナント セコンダリードミナントをトゥーファイブ化 置換えドミナント(裏コード) セコンダリードミナント7thコードを裏コード化 裏コードをトゥーファイブ化 まとめ セコンダリードミナント セコンダリードミナントをトゥーファイブ化 置換え…

マイナーキー(短調)のダイアトニックコード

マイナーキーには3つのスケールがある。 この3つのスケールの各音上に音を積み重ねると以下のダイアトニックコードができる。 マイナーキーの主要和音は、 ・トニック(マイナー)(T) Ⅰm ・サブドミナント(マイナー)(SD) Ⅳm ・ドミナント(マイナー) (D…

コード進行

終止形(ケーデンス) 「落ち着く」「行き着いた」といった終止感を感じさせる進行を 『終止形(ケーデンス)』と呼ぶ。 Ⅴ→Ⅰの進行を、ドミナント終止 ・強い解決感 Ⅳ→Ⅰの進行を、サブドミナント終止(変格終止、アーメン終止) ・緩やかな解決感 Ⅴ→トニック…

ダイアトニックコードと機能

メジャースケールの各音上に3度ずつ音を積み重ねたコード群を ダイアトニックコードと呼ぶ。 ・メジャーキーでは、メジャーダイアトニックコード ・マイナーキーでは、マイナーダイアトニックコード Cメジャーキーのダイアトニックコード このダイアトニッ…

転回形と分数コード

基本形と転回形 ルートが最低音になるコードを基本形 3度が最低音は第1転回形 5度が最低音は第2転回形 7度が最低音は第3転回形 ※コードを転回させると響きは変わるが、構成音が変わるわけではないため、機能やサウンドの性格は保持される。 転回形を使…

コードの種類と仕組み

コードとは、和音の構成を記号化したもの。 コードは基本的に土台となる音の上に3度間隔で積み重ねられる。 積み重ねの始めの音 ルート(根音) 2段目 3度(長3度、短3度) 3段目 5度(完全5度、増5度、減5度) 4段目 7度(長7度、短7度) 3…

スケールについて

スケール(音階)を基盤にしてメロディやハーモニーが形成されていく。 スケールの種類は多種多様にあるが一般的に活用されているのは、 メジャースケール(長音階)とマイナースケール(短音階) メジャースケール メジャースケールはメジャーキー(長調)…

音程と度数

音程と度数 2音間の音の高さを『音程(インターバル)』と呼ぶ。 完全1度は、ユニゾン 短2度は、半音(セミトーン) 長2度は、全音(ホールトーン) 完全8度は、オクターブ ※同音程だが記譜上で異なるものを『異名同音(エンハーモニックインターバル)…

keyとメジャースケールについて

音楽理論編、第1回目がスタート。 使える理論を効率良くまとめ、細かい部分は省いていく。 誰もが聴き馴染みのある ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド〜 という音階。これはメジャースケール。 白鍵でも黒鍵でもどの音からでも ドレミファソラシド〜というメジャー…