クローズボイシング
コードの各構成音を1オクターブの範囲に隣接するように配置させたもスタイル。
通常、左手でルート、右手でコードを押さえるが、コードチェンジの際に各コード間が滑らかに繋がるように転回系を用いる。
左手のルートにオクターブユニゾンや5度を加えると力強さが出て、10度音程を使うとコードサウンドに広がりが出る。
転回系の注意点
特にメジャー7th系では、上声部の2音が半音でぶつかるような転回系はサウンドが濁るため避けた方が良い。
できれば全音のぶつかりも避けた方がスッキリする。
歌ものバッキングでは、メロディとキーボードなどのコードワークのトップノートの兼ね合いも重要。
歌い出しやメロディの節の変わり目などのポイントでは、メロディとコードのトップノートを合わせるとボーカルの音程も取りやすくなり、メロディとハーモニーもうまく調和する。
単独でのコードワーク同様、メロディとコードのトップノートが半音(出来れば全音)でぶつからないようにすると良い。
ローインターバルリミット
コードの下声部2音の音程が低音域になると、コードのサウンドを濁らせてしまうため、音程ごとに下限を定めたもの。