ドーパミンの音学レポート

音楽の勉強を記録

ダイアトニックコードと機能

メジャースケールの各音上に3度ずつ音を積み重ねたコード群を

 

 

ダイアトニックコードと呼ぶ。

 

・メジャーキーでは、メジャーダイアトニックコード

 

・マイナーキーでは、マイナーダイアトニックコード

 

 

Cメジャーキーのダイアトニックコード

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このダイアトニックコードの中でも、

 

Ⅰはトニック(T)

Ⅳはサブドミナント(SD)

Ⅴはドミナント(D)

 

の機能を持ち、この3つのコードを『主要和音』と呼ぶ。

 

 

 

 

Ⅰ トニックコード(T)

 

トニックコードとは、曲のキー(調性)の主音をルート(根音)とする『主和音』のこと。

 

「安定する」「落ち着く」といったイメージ

 

基本的にトニックコードは、どんなコードへも進行できる性格を持っている。

 

 

 

 

・Ⅳ サブドミナントコード(SD)

 

サブドミナントコードは、そのキーの下属音(Ⅳ)をルートとしたコード。

 

基本的にはドミナントコードに進むパターンが多い。

 

 

 

・Ⅴ、Ⅴ7 ドミナントコード(D)

 

ドミナントコードは、そのキーの属音(Ⅴ)をルートとする『属和音』のこと。

 

原則的にはトニックコードに進む。

 

また、ドミナント7thコードは(Ⅴ7)は長3度と短7度との間にトライトーン(増4度音程)が作られるため、トニックへの解決をより強く促す。

 

代理コード

 

ダイアトニックコードの中でも主要和音以外のコードは代理コードと呼び、転回したり音を付加したり削除したりすると、主要和音のいずれかの構成音と近くなり、機能的にも互換性を持つようになる。

 

 

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※また、Ⅶm7(♭5)はE7(Ⅲ7)のセカンダリドミナントとして使用されることが多いため、ドミナント7thの代理コードとしてはあまり使われない。